そういうあれじゃない

ナチュラル鬱で息もたえだえ

あとがき

蝶形骨を出す、ということしか定まっていないときに「#エア同人誌を語り合う」が流行った。「桎梏」というワードから遡るようにしてできたのが「眠り」の骨子だった。そしてそれに引っ張られてできたのがこの話だ。

正直、この内容はあまりよくないと思っている。要素がまとまっていないと感じる。結末をわかりながら書いたので、“わかる範囲”にしかならなかった。逆算しながら、ここにこれを置けばよさそう、とやったので読んでる人は振り回されてる感じになったかもしれない。自分なりに意識したのは、エスの名前を呼ぶ。一般的な人々は持っている、お互いへの興味意欲。ものを知らない旅人と、ものはいっぱい知ってるエスの対比。

蝶形骨は実際はピクシブの二次創作小説で知った。すごいことを知ったとき、そのすごさに打ちのめされ、そして「エスはこのことをすでに知っている!」ともう一度打ちのめされる。このことを書きたかったのに舞台についての描写を増やしたら完全にお荷物になってしまった。冒頭に蝶を出し、ラストでリプライズ+一歩踏み込んでいるがカバーできていると思えない。一度かなり無神経な文章ができてしまった。原作未履修二次創作になりかけた。#エア同人誌を語り合う に乗っかってエア同人誌です! エア感想お待ちしております! と言おうと計画していたが控えた。

 

自分でなにを言っているかわからないというのは、自分がなにを振り回しているのかわからないということ。しかも言葉を尽くそうという努力をしなかった。そういう点で、あまり褒められるべきでないと思う。書き続けることが大事。

 

同日に小さいSSを書いた。これは自分の今の状態そのままだ。北風と太陽は勝手に浮かんできた。そうそうそういうのがやりたいんだよ。でもこういう内容のものこそ隠されるべきかもしれない。

 

最後に。「眠り」はマジでマジで読みたいので、誰かに書いてもらいたい。お待ちしております。